2008年10月30日木曜日

大人(たいじん)の学

今朝の大朝は気温8度、晴れ。10月に入り、青天の霹靂、世界金融の暴落、円高等など経済を取り巻く環境は一転してしまった。会社を取り巻く環境もタイミングが良すぎる程正確に影響し始めてきた。
しかしここまで来ると1企業の企業努力などと言った次元の話でない。状況を見定め、適時を判断するしかない。正に「臥薪嘗胆」。中国の古典「大学」の中に(大人の学)と言う一節が有る。大人とは「日々自分の身を修め、更に世のため人のために尽くしてやまないような人物を言う。昔は「家大人」(かだいじん)と言えば父親の事を言っていたらしい。夫婦共稼ぎなどない時代、家族の生活の為に子供の為にと一生懸命働いた。こういう事もあり「家大人」と言っていた。会社では会社と運命共同体であると考えている人は「会社大人」です。とかく給与さえ貰えばそれでいい。金の切れ目は縁の切れ目と考えている人も多い世の中である。考え方は人それぞれ自由で有るが、大学の「大人の学」では人間は良い時には放っておいても良い。大切なのは、悪くなった時にどういう心構えで貫いていくか。そこが重要であることを言っている。会社と一体であると感じる人が会社の大人である。考えてみると、年を重ねるということは、「会社大人」のお陰である事がよく分かる。

2008年10月27日月曜日

中国情報(上海・蘇州・無錫)

上海環球金融中心(現時点で世界一高いビル)
今日の大朝は気温13度、肌寒い。先週末、北広島町商工会工業部会で中国の企業訪問を行った。
元会員が中国の会社の総経理で行かれた関係で今回の訪問となった。まず、上海ではひろしま産業振興機構、上海事務所に寄り、千葉所長様から上海を中心とした経済情報の説明を受けた。広島銀行の片島上海事務所長も同席をいただき、とても貴重なお話を伺った。全世界このような状況で現地で生活され仕事をされている日本人として上海は景気が良いのですか?と質問をしたら「良いところもあるがそうで無いところもある、しかし、不景気感は感じない。」これが両所長の結論でした。先日の国慶節頃オープンしたばかりの「上海環球金融中心」、世界一の高さを誇る。随所での建設ラッシュ。肌で不景気感など感じる要素は全くなかった。翌日は上海から無錫まで新幹線で行った。考え事をしていると、日本と錯覚するようであった。やはり中国でも新幹線は快適な乗り物である。その後、無錫、蘇州と企業訪問をしたが、特に車関係の会社は大きな減産で全く日本の中の中小企業と同じ状況であった。カルチャーが違うだけに良い面もあれば苦労も大きいところがある。トンボ帰りに近い研修で有ったが私が感じた事は確かに中国を無視した経済は今後考えられない事はうなずける。しかし、以前とは「何か違う」この事が上海に着いた時から感じられるものが有った。それは、「信用・信頼」この言葉に集約されているように感じた。餃子問題を引き金に「不信感」が根底にある。聞いてみると、観光面でもかなりの影響が有るみたいだ。今回の短期間の中国でスケールの違い、パワーも改めて体感したが、それ以上に「大切なもの」この事を真剣に考えさせていただいた旅であった。

2008年10月21日火曜日

精度の高さ

今朝の大朝は晴れ。連日秋晴れのいい天気が続いている。さて、先週の土曜日、北広島町民グランドゴルフ大会が大朝地域「天狗の里公園・グランドゴルフ場」で開催された。各地域(旧町)で予選を勝ち抜いた選りすぐりの選手145名が参加された。プレーは2コース・16ホール、パー48であるが優勝は37で有った。同スコアーが2名おられ、規定によりニアピンで順位決定となった。まずトスで打順を決め、最初の方が打たれた・・「何と、ピンそば10cm」さすが、ギャラリーはレベルの高さに沸いた。誰もがこれで優勝と確信した。次の方が打つ番である。プレッシャーは最高点まで来ている。ギャラリーから「入れてしまえ。」声援が有る。選手はマイペースで落ち着いておられる。打たれた球は順調にピンに向かって行く。。。。。。声援が大きくなる。あっ、ぁぁ・・何と何と「ホールインワン」、優勝された。アッパレである。大会の引き受けと言うこともあり、朝から各プレーを見ていたがご年配の方が中心であるが、はつらつと、笑顔と、かつルール正しくやっておられる姿を見て、すでに素人の域を完全に超えられている。改めて「健康の大切さ、練習の大切さ」この重要性を肝に銘じた一日であった。優勝された千代田・「青空」寺敷みよこさん、素晴らしいプレーを見せていただき有難うございました。また、おめでとうございました。今後のご健闘をお祈りいたします。
会社でも同じことが言える。仕事で代償を貰っているという事はプロである。より精度を上げ、極めていかないと存続できないという事は当たり前のことだ。このような不況時、目新しい物を模索するより、既存で精度を上げることを行わないといけない。グランドゴルフのプレーを見ながら気付かされた。

2008年10月15日水曜日

バランス

今朝の大朝は濃い霧が出ていた。気温9度、いよいよ秋本番、現在は快晴である。今朝5時過ぎにメールが入ってきた。法曹界で活躍されている先生だ。追伸で「人間の様々な「欲」を直視して人類が築き上げてきた社会経済体系が資本主義だと思いますが、やっぱり「欲」だけではうまくバランスが取れないものだと実感するこの頃です。かといって、「理性」を強調して共産主義に至るのも、またよろしくないということも経験則上明らかです。かといって、ほかに何があるんでしょうか・・・。」
私も小さな会社経営をしている関係で多くの問題も起きるし、また解決していかないと生きていけない責務がある。ついつい、原点を考えてしまう。最近「人間力」と言う言葉がよく飛び交うがまさにそのとおりだと思う。その「力」の根源は人徳・教養・行動力と深いものが有ると考える。そのバランスが取れて初めて「人間力」が生まれてくるのではないかと自分なりに解釈している。しかし、現実は難しい、「我を張りとおす人」「我を出さない人」これは明確に分かるが二通りを足して二で割った人の少ないことに気がつく。・・・、結局は自分がしたいようにしているだけである。性質が悪いのは「我を張りとおす人」である。よく見ていると、赤ちゃんが駄々をこねている状態で気が済むまで我を張りとおす。年齢が増すとまったく厄介である。裸の王様になっていることすら気が付いていない。気の毒なことである。「助け合い」「協力し合う」必要性、この事に気がつけば自然とバランス感覚は身につくものだと思う。今の社会情勢や国政等個人の手に届くものではない、だから知らないではなく、気がついた人が小さな単位で動くことの必要性を痛感する。
今朝の先生のみならず友人の医師もいつもメール等が入るのは深夜である。色々な事が身の回りだけでも沢山あるが、反対に世界の為、世の為と必死で努力されている方も数限りなくいるということも事実である。新しい社会の夜明けを目指して日々精進して行きたいものである。

2008年10月14日火曜日

社員旅行 (鞆の浦)

宮崎駿が「崖の上のポニョ」の構想を練った鞆の浦の家、(お寺の右に見える家)

今日の大朝は曇り、肌寒い、昨日もいい天気であったが朝は冷え込み、気温8度で有った。10月10日に社員旅行で福山・鞆の浦に行ってきた。日帰り旅行であるが参加した73名和気藹藹一日を楽しんだ。
 2004年の11月に宮崎駿監督がスタジオジブリの社員旅行で広島県福山市の鞆の浦にやって来られ、その時、宮崎さんがこの地を非常に気に入り翌年の春、2カ月間にわたり添付写真の家で次回作品の構想を練り上げ「崖の上のポニョ」となったことは皆さんご存知でしょうが、しっかり、観光ガイドさんの案内の題材のひとつになっていました。探索後は鞆の浦「鴎風亭」で大宴会、豪華食事、美酒に入浴にとそれぞれリフレッシュをした。竿持参で釣りをしていた人もいた。帰りは尾道にも立ち寄り、ロープウェイで千光寺公園山頂まで行き、尾道の塩の香の漂う絶景を見て帰途についた。
時代とともに変化して行った社員旅行、弊社も例外ではなく仕事と切り離して考える社員が多い、「自分さえよければ」近年の社会現象であると思う。人間だれしも一人だけで生きていくことが出来ないように日本人のDNAである「協力する・助け合う」こうした会社風土を日々を大切にし、つくり上げていきたいものだ。少し飲み過ぎた人もいたが参加した人は有意義な一日であったと思う。コミュニケーションの重要性を再認識した一日であった。

2008年10月7日火曜日

新庄高校野球部優勝おめでとう。

今朝の大朝は曇り、気温13度、野山の木々が少し色づき始めた。大型農家を除き、秋の取り入れも終わった。さて、母校、新庄高校野球部が広島の強豪校と戦い抜き、ついに念願の優勝をした。まさか北部から・・・。誰もが感じていることであろう。「文武両道」を掲げて、校長先生も「東大・甲子園」と大きな目標を持っておられる。2年前に元広島商業監督の迫田監督を迎え、野球部も一変した。選手の素質も当然必要ではあるが、指導者の力、リーダーの力の大きさを感じざるを得ない。新庄高校は創立100周年を迎える。大きな節目の年でもある。奢ることなく、良き指導者のもと感謝の気持ちを忘れず、思う存分羽ばたいてもらいたいと思う。100周年で思い出すが、一昨年、苫小牧の日本を代表する上場企業を訪問する機会が有った。丁度、その会社も100周年を迎え、好況で100年間で一番の好景気であると説明を受け、「継続の難しさと、好況と素直に言える機会の少なさ」を感じたのを思い出した。まさに、新庄学園もその時を迎えているのである。大きくレベルアップしてもらいたいものだ。

2008年10月3日金曜日

蜂の巣撤去

今日の大朝は晴れ、朝は霧が出ていた。15度ぐらいにまで気温が下がり始めた。
月始めの一斉工場美化の日である。大切な稼働時間ではあるが、工場内外見違えるように変わる。従業員も感じるところが多くあると思う。その際、従業員の駐車場を通ったが、何と軽自動車の増えたこと。
この世の中なのでセカンドカーではあろうが、ビックリした。ガソリンの値上がりはやはり会社だけではなく家計にも響いているのだろう。
さて、この時期蜂が大変元気である。我が家も先月末頃から人が行き来するとんでもない軒裏を蜂が出入りしている。見ていると威嚇してくる。それが物置になっている天井裏にどうやら巣を作っているようだ。
2日前、物置から草刈り機を出そうとした時、天井に激しくあたってしまった。「さぁ、大変なことになってしまった。」何10匹が、水を得た魚の如く、騒ぎ出したではないか。何とか刺されず逃げはしたが、今までとは様子がまったく違いだした。あまりの激しさに近所の蜂の巣退治ができる方に相談し、昨晩、日没と同時に蜂の巣退治を決行した。調べていただいたら、屋根の破風の処へも直径30センチの大きな巣が有り、悪戦苦闘し、1時間半かかり2か所の撤去が終わった。その蜂の数を見ると気持ちが悪くなるほどの数、被害なしに撤去できひとまず安心。夜暗い中8メートル近い屋根の上で撤去いただいた近所の方、本当にありがとうございました。
皆さんもこの時期、洗濯物の中によく入っていることが有りますので気を付けてください。
昨晩は貴重な体験をしました。