2009年1月30日金曜日

臥薪嘗胆

今朝の大朝は雨、昨日から雨が降り続いている。昨晩、北広島町商工会工業部会の新年互礼会を行い、町長、県議様の来賓を頂き多くの企業の代表者が集った。話題は何と言ってもこの大不況で有るが私が驚いたのは、まだ大半の企業が「不景気感は感じているが、影響が少ない。」町内では弊社が一番ダメージを受けているようだ。何でも一番は喜ばしいことであるが一番悪いのは好ましくない。しかし、現実は、現実として受けなければならない。最近、懐かしい人が訪ねてきたり、電話がかかってくる。昨日も東広島の知り合いから電話が有った。15年ぶりだ。まったく異業種の社長であるが、以前随分パワーを頂いた方だ。「○○社長と話をしてたら、貴殿の話になり、元気にしているかと思い電話した。」ということだ。現状を話すると、「弱気になったらだめだ。今度、行くから一緒に食事でもしよう。」と激をとばされた。大阪、東京と既に第一線を卒業された先輩方からも、景況を案じて、手紙やメールをいただく。有難いことであり、本当に支えになる。私はこの苦しい試練には「必ず何かの意味が有る。」と前向きにとらえている。「今考えること、今しかできないこと」、まさにチャンスは沢山あると・・。
「行動」の時に備え、今は臥薪嘗胆でしっかりした準備をしておきたい。

PS.インドネシアのアチョ君、昨晩は連絡ありがとう。今回の帰国者と会ってくれたのですね。

2009年1月28日水曜日

深刻化

今朝の大朝は快晴。気温-9度。冷凍庫の中にいるようである。しかし、今日は暖かくなりそうである。
さて、今朝の新聞にもある地場大手企業が「週休3日を5月まで続けると」記事が載っている。弊社を取り巻く環境も同じく、厳しさを更に増している。輸出型企業の弱点と金融不況の根の深さを痛切に感じる。正に我慢比べの状況だ。さて、25日に「お年玉年賀はがき」の抽選会が有り、番号が発表された。
600枚あまりの年賀の中から、切手10枚、3等が1枚当選していた。例年に比べ確率的には良かった。
上記のような景気の中だけに「おみくじの如く」小さな縁起を起爆剤にしていきたいものである。

2009年1月26日月曜日

沢山の思い出を土産に帰国

今朝の大朝は雪、また昨晩も20cm位雪が降っている。昨日の大相撲千秋楽、朝青龍優勝。大した人物だと思う。ファンは賛否両論有るようであるが、あの不屈の精神力と支えてくれている理解者の応援の賜であろう。さて、今朝5名のインドネシアの研修生が期間満了で帰国した。先日、24日、ささやかであるが送別会をした。彼らは日本での感想を「決められたルールが守れる国」「譲り合う事をしりました。」「綺麗で安全な国」と母国との違いを流暢な日本語で話してくれました。弊社もこの研修制度をはじめ、10年、延べ、100人以上の研修生を受け入れているが、毎回、別れる時は辛いものである。今朝も全員、「はるやまか青山」で新調したスーツに身を固め、「嬉しくもあり、さみしい気持ちであろう」複雑気に挨拶をしてくれ、会社を去って行った。10時間もすれば、常夏のインドネシアに到着するだろう。
3年間よく頑張って立派でした。また、私自身、彼らからも多くのことを学ばせてもらいました。
インドネシアで元気に活躍してもらいたいと願うばかりです。有難うございました。

2009年1月23日金曜日

「しおからとんぼ」 おいしかった。

今朝の大朝は何ともいえない、暗く今にも雪が降りそうな天気だ。天気予報では午後から大雪の予報。
大雪前の静けさ、不気味な感じがする。一昨日、益田市の取引会社に打ち合わせで行った。近年随分ご無沙汰している。芸北、八幡高原を抜け、国道191号を通って行った。丁度、匹見峡で道の駅に立ち寄り、昼食をとった。誰もいなく、お客は一人。「ここは何がお薦めですか。」と尋ねると、「しおからトンボはいかがですか。」と言われた。「はぁ~?それなんですか。」「ラーメンですよ。」そんな会話で人気のラーメンを注文した。「あの~、プラス300円でキーマカレーが付きますがいかがですか。」カレーも好物で、ついその気になり、「お願いします。」と言ってしまった。奥さんが一生懸命、厨房で調理をされて、しばらくすると出てきた。ラーメン1人前、カレー一人前。どうして食べようかと思いつつ、カレーを一口。「おいしいではないか。」次はラーメン「これまた美味しいではないか。」特製の焼きチャーシューもグー。
久しぶりにおいしいラーメンにたどり着いた気がした。 奥さんが一生懸命作られていたので残すのは悪いので頑張ったが、さすがにカレーは半分残してしまった。「御馳走さん。おいしかったですよ。」と言うと「あぁ、良かった。」と喜んでおられた。30分位の時間であったが、味も良かったが温かいほのぼのした雰囲気が心に残った。是非、国道191号を通ることが有れば「匹見峡の道の駅」へ寄ってみてください。「ぎんやんま」(坦々麺)もおいしそうでした。

2009年1月21日水曜日

旧正月

今朝の大朝は曇り、大朝の付近だけが雪が有る。当たり前と言えば当たり前のこと、異常気象で近年色々と変化していたがこの風景が正常であろう。しかし、この深刻な不況と雪の中の底冷え、閉塞感を感じる。アメリカのオバマ新大統領就任式、多くの人が歓迎し、スタートだ。「新たな責任の時代」古い時代、現実。抽象的、具体論。就任挨拶も実にバランスの良いスピーチで有ったと思う。協調路線で揺らぎ無きリーダーとして頑張られることであろう。「新たな責任の時代」私なりにも身の回りを振り返り考えてみよう。さて、台湾中国は忘年会シーズンも終了し、24日から正月休みに入る。昨日も台湾の友人が家族旅行で広島へ来ると連絡が有った。とても楽しみだ。暗い話ばかりなので再会し、ひと時でもリフレッシュしたいものだ。

2009年1月16日金曜日

感謝

今朝の大朝は快晴、気温-6度、積雪60センチ。我が家の周りは1mは有るだろう。昨晩初めて、積雪なく今朝を迎えた。庭の桜も春は綺麗な花をつけてくれるが、今は極寒の雪桜だ。
今朝も当たり前に通学、通勤と人々の動きがある。「与えてもらうのが当たり前」の世の中であるため、何気なく過ごしてしまうが、膨大な費用はかかっているが町民の為に完璧な除雪をして頂き、これが有るからこそ、不便なく生活できる。本当にありがたいことである。感謝を忘れてはばちが当たる。積雪60センチ、100センチあっても道路はアスファルトが出ている。歩道もそうだ、安心して今朝も元気に子供達は通学していた。二宮尊徳は仏教、儒教、神道とあらゆる勉強を積まれたが、「日常生活から学びなさい。」と言われていたという。この世界不況も人間から起きたもの、それぞれが身の回りの不満ではなく、感謝の気持ちをもち自らの日常生活を意識し、学ばなくてはならないのかもしれない。

2009年1月15日木曜日

十人十色

今日の大朝は雪のちくもり、しかし、雪が良く降る。大朝の多い場所では1mはあるだろう。午前中は広島市内に出ていたが全く別世界だ。この時期、大朝から市内に出るには長靴、皮靴2足用意するようである。それだけか、途中で車についている雪を下さないと、突如、付着している雪が解けフロントが真っ暗になる。いずれにせよ、この時期大朝から市内に出るには「見栄を張り、労力と注意力も必要。」大変な事である。市内から大朝に来られる方は心配しないでください。道路は除雪がしっかりしてありますので、ご安心ください。さて、弊社を取り巻く環境は益々悪化している。更に生産数量の減産情報が来る。今後一体どうなることであろうか。今朝、企業訪問して社長とお話をしていると、先日、その社長がテレビ出演された時に映っていた絵が目に入った。十人の顔の絵である。尋ねると「頂き物だ。」と言う事であるが、その社長いわく、「色々な考えを持っている人間がいるからからこそ企業も存続できる、これが全て同じだと楽ではあるが継続は難しい。」確かに言われるとおりである。しかし、現実はとても難しいことである。トップ、リーダーの力量の問われるところであろう。まとめる人間がいかに各人の長所を発揮させるかで活性化につながる。特にこのような時代はトップ・リーダーの力量が問われる時である。「十人十色」、大きな視野でものを考える必要性を感じた。

2009年1月14日水曜日

大朝雪便り

今朝の大朝は-3度、積雪50センチ、しかし、除雪が良いので道路はアスファルトが見えている。冬用タイヤを装着していましたら大丈夫です。昨晩はほとんど積雪はなかった。しかし、会社構内はスケートリンクになっている。話は変わるが景気後退、いや不況の深刻化は日を追うごとに厳しくなる。自動車のみならず電機業界も軒をそろえるように下方修正で大幅な赤字を提示している。国会も家内もめどころではないのに感情論のみが国民に伝えられている。先日の朝、テレビで小学生に「将来の夢」をインタビュうしていた。時代を反映して、医者不足なので医師になり助けてあげたい。麻生さんがしっかりしてもらいたい。不景気なので・・・。等など、小学生のころ、自分自身どうだったかと思いだしながら、余りにも子供たちが時代を意識して、自分の考えをもっているのを驚きながら、かつ自由奔放な発想に感心して食い入ってしまった。先日の「とんど」の時、校長先生が○○くん、あのおじさんを知っているか?と、私の事を聞いたら「毎朝、僕たちに挨拶してくれる。長田のおじさん」と言ってましたよ。話が有った。
毎朝、7時15分頃歩いて通学している姿をよく見る。今日はこちらを見なかったなと思っても、実は気にしてみているようだ。先日のテレビの話と言い、一番冷静に世の中の動きを見ているのは案外、子供達ではないだろうか。感心している場合ではない。我々大人がもう少し、原点回帰し、本末転倒しないようにしなくてはいけない。

2009年1月13日火曜日

とんど

今朝の大朝は積雪50センチ、会社構内は早朝から除雪しており、社員の通勤には支障はない。しかし、今回の寒波は強く、雪も良く降る。さて、昨日は地元の「とんど」を開催した。猛吹雪では有ったが11時の点火頃は風は収まった。恒例で小学校6年生が点火、火は勢いよくつき、安定して燃え上って行った。その火の着き方で「年を占う」風習もあるようであるが世相に反して、今年は実に「力強く安定」したとんどの火であった。地域の大勢の方々もしめ飾りや書き初め、またおもち等も持ち寄り、和やかなひと時を過ごした。PTAの方がトン汁、女性会の方がぜんざいを振舞って頂き、若竹で沸かしたお神酒がより一層すすんでいた。老若男女それぞれ話が弾み、このような集まりの必要性、地域力の向上にとても必要な行事であることを感じながら13時半解散となり、また次の会場へと移動となった。

2009年1月9日金曜日

一隅を照らす

今朝の大朝は気温1度、曇り。予報では今夜から大雪になるとの事。事前に分かる事は良いことであるが今の様子からすると不思議である。さて、昨日会社での出来事である。私の前を一社員が横切り、何のためらいも無しに上履きのままで外に出て行った。本人に問いただすと、返答に苦しんでいたが認めた。「決められた事が守れないなら私も考えが有るぞ」と注意した後捨て台詞を言うぐらい私にとってショックな事であった。弊社は製造しているものの性質でクリーン度の高い会社である。それとは別に特別な事ではなく「当たり前の事は確実にしよう」小さな事であるが挨拶、トイレの後始末、整理整頓は特に厳しく習慣づけていたつもりであったが、それにもかかわらずこのような社員がいることがショックでならず、昨夜もずっとそのことを考え続けていた。その社員は家に土足で入るのだろうか。会社だからそうしたのだったら、会社全体がそのような風土なのか。・・・色々と想像する。考えを絞って行くと人間性に戻ってくる。「一隅を照らす」と言う言葉を思い出した。よく使われる言葉であるが中国の故事から出た言葉である。魏と言う国の殿様と斉と言う国の殿様のやり取りで魏の殿様は素晴らしい玉が十個有るこれが国の宝です。あなたの国は大きいからまだすごいものが有るでしょう。と尋ねたら斉の殿様が「わが国にはそのようなものはありませんしかし、農業なら農業、外交なら外交で一隅を照らす非常に立派な家来がおります。と答え、それを聞いた魏の殿様が恥入ったという話から生まれた言葉である。住友電工の中興の祖とも言われた田中良雄さんと言う素晴らしい方がおられ、他界後、見つかったその方の詩が素晴らしいので紹介します。(一隅を照らす者で私は有りたい 私の受け持つ一隅が どんなに小さいみじめな はかないものであっても 悪びれず ひるまず いつもほのかに 照らしていきたい)天下の住友もこのような立派な人がおられたからこそ今日が有ります。私たちは会社と言う大きな光に照らされて自らが光っています。驕るのではなく感謝しながら田中さんの詩のように随所で光りたいものです。

2009年1月8日木曜日

企業行動基準

今朝の大朝は霧が出ている。天気は晴れ。温度-2度。昨日、北広島町役場に家宅捜査が入ったという報道が流れ、職員が水道工事に関係した収賄容疑で逮捕された。コメントは避けるが残念な事である。ここまでくるまでに本当に分からなかったのだろうかと疑問を感じる。起きうる環境と雰囲気で有ることは事実であろう。丁度昨日、市会議員をしている友人と電話で話した折、「まぁ、感覚がまったく違うよ。」と開口一番。昨年まで民間企業で働いていたので違いに驚いていた。職員の批判をするつもりはないが、一般との感覚の違いが有るのは事実である。
弊社もこんな田舎の企業ではあるが昨年、コンプライアンスの必要性を感じ「企業行動基準」を制定し、なぜ必要か、なぜ守らなくてはいけないのか。と私の口から社員に説明をし、全社員に得心してもらった。しかし、それで解決するわけではない。今回の事件もそうであるが個々の人間として、社会人としての「自覚」がなかったら、いくら監視を強化しても防げるものではない。監視や疑いが強くなると反対に信頼関係を希薄にするだけである。反対に日本人の原点である「助け合いの精神」の必要性を感じる。
今回の事も「役場の事」で済まさないで会社においても地域においてもこのような残念な事が二度と起きないようにしていかなくてはならないと思う。何が「本」で、何が「末」で、と常に自らの良心に鑑み、本末転倒なき様にしていきたい。年明け早々暗い話ばかり・・・・。

2009年1月6日火曜日

大努力

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今朝の大朝は曇り、まだ残雪が残っている。年末年始、いかがお過ごしでしたか。我が家は大変な事が起きてしまいました。12月30日の夜から娘、長男夫婦と発熱と嘔吐下痢、娘は深夜病院へ。翌日も病院。その日に年末の買い物に出かけた時、皆で昼食をとった共通点が有る。ウィルス?私と家内が何ともないので不思議と思っていたら1/1になり、私が悪寒と下痢、結局、家内を除き散々の年明けとなった。
さて、昨日は仕事始め。例年になく、一時帰休も入り長い休みであった。9時から新年の互礼会をし、今年の方針等の説明とあいさつを行った。経営方針は「大努力」と掲げた。この想像のつかない大不況に夢も希望も無くすのではなく、大いに有為有能な人材となる大理想・目標を持ち大努力をする。そのためには、当然自ら苦しまなければならない。苦しんで開拓したものでなければ本物ではない。人並みの努力ではだめという意味です。私たちにできることはお互い「大努力」して極めて、個々で会社で存在感のある立場を築くことが必要です。「必要な人、会社」になる事です。と説明をした。
ついに、長さの分からないトンネルに入ってしまったが必ず、出口は有る。それを信じて2009年を大努力して乗り切って行きたい。今年もよろしくお願いいたします。