2011年4月19日火曜日

その人の徳

今日の大朝は雨、肌寒い。ブログ更新ができず申し訳ありません。「どうしたん。」「入院でもしとるんか。」等など連絡を頂きながら失礼しています。元気にはしていますが、会社の時代対応で東奔西走中です。(土の中で成長中です。)さて、今日本は正に窮地に立っています。東日本大震災に遭われた方、犠牲に成られた方々、心よりご冥福をお祈りすると共にお見舞い申し上げます。心が痛みます。
先週も上京中、とても大きな地震が幾度となく繰り返す。目黒川沿いの桜の名所へ、スタッフが案内してくれたが、ライトアップも今年は自粛し控え、桜の花だけが「がんばれ」と言わんばかりに最高の表情をして、通行人や見物客を迎えていた。原発事故も実に重大な事に成っている。聞くところによると、原発関連者は日本の最高の大学派閥で占めており、超エリートの方ばかりと言うが、どこの言葉で喋っているのか分からないし、また意味不明。「ちょっと間違えていました。」cmとkmを間違っている状態。政府もしかりである。本末転倒とはこの事であろう。今から800年前、中国の司馬光と言う人がいた。名著「資治通鑑」の中で人間を四つの類型に分けている。ご存知と思うが、聖人、君子、小人、愚人。「聖人」徳にも才にも優れ完全な人を指す。「君子」その人の徳が才気よりも優れている人。「小人」才智弁口が勝った人。「愚人」才もなければ徳もないという人。司馬光は人材選びをするとき、腹心を選ぶときは「才気に勝り、徳の無い小人より、愚人がまし。」と述べている。人を選ぶことはいつの世も難しいことではあるが、今の世の中にも参考にするべきところが有るような気がする。今の日本は小人優先に成っている。聖人でなくても君子のリーダーが必要な時だと思う。