2012年4月18日水曜日

自然と共生

今日の大朝は晴れ、穏やかな日だ。やっと大朝も桜の季節になった。今日は八分咲きと言ったところである。会社前の桜は工業団地でも名の知れた桜スポットであるが、この三年間は、疲れたのか、病気かで、不作であったが、今年は厳しい冬を耐えてきた桜であるが、最高の花をつけ私たちの心を温めてくれている。お客様も玄関を入る前に、写真撮影し入ってこられる。
弊社も桜と同じようにこの三年間は臥薪嘗胆を続けている。楽観視はできないが、先週末、今年度の方針と中長期の経営計画を立案し、まさに第二創業のスタートを切った。この見事な桜の花は大きな励みになる。日本人のみならず、人の心へ入り込むこの桜花。日本人の感性を表現してくれているように思えてならない。「人情・情緒・誠実・勤勉」日本人特有の感性である。
また同時期に愛読書で目にとまった言葉、「君子は其の位に素して行い、その他を願わず」中庸の一説であるが、直訳すれば「立派な人間は、自らに与えられた環境の中で、それが何であっても不平不満を言わず、精神一到努力する。」正にその通りの実践をして来たつもりであるし、又これからも厳しく不透明な道のりだと思うが実践して行きたいものである。30年前の竣工式に植樹した桜、共生している事を実感。自然界の無限の力を感じる。

2012年4月6日金曜日

石巻市立河北幼稚園

今日の大朝はみぞれのち晴れ、朝、庭を見て白くなっており、目を疑った。気温9度。三寒四温とは言うが、六寒一温である。さて、先日、島根の奥出雲、友人のエヌイーワークス社長の三澤誠さんからの依頼で、石巻市立河北幼稚園へ弊社開発スピーカー「EGRETTA TS-1000」を送らせていただいた。「子供たちに本物の音を聞かせてやり、強く育ってほしい。」強い思いをお聞きし、ただただ、光栄に思うとともに、素晴らしい友に恵まれた幸せも感じた。その幼稚園からお礼の便りが届いた。丁寧なお礼が綴られていた。その中に「津波の犠牲となってしまった園児や家族の方々のことをことを思うと心が痛むばかりです。この痛みは癒えることなく引きづっています。あの時から私は「お陰様」と「ご縁」という言葉に支えられ、人は優しさで生きているように思えます。私達は心まで被災しておらず、少しづつ、一人一人が一歩一歩前に向かっています。・・・。と一字一句丁寧に、魂の入ったお礼の文章を頂きました。国民としての心痛は当然持っていますが、何も被害にあっていない私が同じ思いになることは到底できません。しかしながら、「当たり前の有難さ」「お陰様」「ご縁」この忘れかけた日本独自の感性、DNAをこの三澤さんを介し、気づかせてもらった以上、私にできることは、この大切なことを家族や社員、関係している方々え伝える事が唯一できる事だと思います。
三澤さんと縁がなかったら。「EGRETTA」が誕生していたから。日々、迷い迷い生きているが、何一つ欠けても今回のような縁は成立しない。このような混迷の世の中ではあるが、自らを信じ、責任を持って進んで行きたいと思う。河北幼稚園の応援団の一人となりたい。