2007年5月24日木曜日

泥おとし

「今年の泥おとしは何日ですか。」早朝電話があった。と言うのも、地域の連合会の事務局をしている為、尋ねてこられた。5月26日、27日の土日が「泥おとし」にしている。あわてて、各行政区長に伝達をした。すっかり忘れていた。「泥おとし」は昔ながらの慣習で田植えが終了し、一斉に骨休(田んぼの泥を落とす。)みをしようというものだ。現実にはマッチしないが、この慣習どおりにされている人も居る。「泥おとし」、殺伐した社会の中で何か「ほっ」とする言葉である。法律より重要視されていたそれぞれの地域の「慣習」(慣習法)、他地域は分からないがどんどん消えて行ってしまった。何でも「憲法」「法律」で議論されてしまう世の中に変わってきている。まったく味も素っ気も無い。地域だけではない。企業経営も同じことだ。コーポレートガバナンス、コンプライアンス「信頼、信用を無視して、システム重視」に変わっている。人間としての価値観、責任感の再構築は言うまでも無く重要だが、何か生活の中でも整理整頓が早急に必要な感じがする。