2011年10月22日土曜日

日本認識

今日の大朝は雨。すっかり晩秋の景色になっている。日々目まぐるしく、自然は勿論、仕事・行事に引っ張られて生活している。これで良いのか?とも考えることはしばしばだが、結論は「こんな時は流されても良い」と自らに言い聞かせ、毎日真剣勝負で臨んでいる。さて、会社の時代対応第一弾として無指向型スピーカーEGRETTAを発売して早5ヶ月が経つ、順調なスタートを切らせて頂いている。グッドデザイン賞も頂き、現在は赤坂の東京ミッドタウンで11/13まで展示もして頂いている。片田舎の製品が大手世界メーカーの製品と肩を並べ、多くの関門を突破してこのような賞を頂くことは想像すら付かなかったことである。関係者のお力添えの賜物と感謝したい。それと、日本製にこだわり、熱い気持ち(魂)を入れ、開発し完成に結び付けた事も製品として表現してくれているのだと思う。私は会社をはじめ今日まで約30年は無我夢中で目先を追ってきた、気がつくと尺度の違う国々ともフィールドを一緒にしてそれが当たり前と考えていた。時代の大変化の中、我社も時代対応を余儀なくされ、今とても不安で苦しい時であるが、それ以上に大切な大きなもの、気づき、人との縁を頂いている。今から100年以上前、ある外国人が日本の国柄をこのように称えている。「現アジアで憲法を持つ唯一の国である日本は、威喝によってではなく、道徳によって社会を律し、国家への忠、親への孝、夫婦の和、兄弟の愛が、宗教人としてではなく、社会人、家庭人としての義務とされている。」この言葉に会い、自らの心のスイッチがオンしたような気がした。現実との余りにも違うところはお気づきだろうが、我々の目標は目に見えるものだけではなく、外国人が日本を称えてくれた言葉に尽きると思う。
その外国人が言いたかったことは「戦争も勝利をもたらすのは爆弾の威力ではなく、人間なのである。」と言うことである。その当時4500万人の日本人が1億3500万人のロシア人を打ち破ったのである。中小零細企業も本当の日本認識を持ち今頑張る時ではないだろうか。