2012年3月30日金曜日

志高く

今日の大朝は晴れ。今年の冬も厳しい寒さが続いたが、暦通り確実に春の訪れを感じる。今日は穏やかな朝だ。日々、慌ただしい動きに流されており、「こんな事をしていてもいいのだろうか」と思いつつ、自然体で生活するように心掛けている。会社は大きな時代対応をしている最中であるが、「生む苦しみ」を真摯に受け止め全力投球中である。その中、確信することはやはり、「人材」。この存在は実に大きく中心である。新たな技術、経験、パワー等などもった人材も投入し、新戦力として加わり、動きも広範囲になり、過去30年とは全く違うフィールドに立っている。人間関係、コミュニケーションの重要性、取り方も実に大切なことである。論語の一説に「人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや」砕いて言うと、誰も自分の実力を理解してくれなくても、不平不満に思わない。それこそ立派な君子ではないか。・・・と言っている。自分のことを誰かに評価してほしいという気持は大人も子供も一緒。努力している時ほど思いは強くなり、その分、評価されなかった落胆は大きい。人間は欲望の塊で、ついついその罠に陥りがちであるが、そこでとどまっていては君子とはいえない。と言うのが孔子の教えである。・・・正にその通りである。
「誰しも一人で生きていけない」と言うことさえ自覚していればそんなことは起きないが、結構、独りよがりで破滅する人間も多いのも事実だ。「お互いの長所を引き出し、皆の力の結晶で成果を出す。」偉業が成し遂げられる一番の秘訣ではないだろうか。貧しくとも、志高く生きて行きたいものである。