2011年1月26日水曜日

グローバル経済の中の日本?

今日の大朝は雪、昨日とは違い小雪の舞う寒い一日だ。昨日、東京からLED、LCDの業界を取材しているフリーライターの方に来社いただき、現状のお話を聞いた。正にグローバルそのもので、日本とか中国とか比較するものでもなく、結論はその現実社会でどう生きて行くか。これが結論である。日本も「勤勉で働き者」「モノづくり大国」と言っていた時代も有ったが、既に大半は中国へ又新興国へ移動してしまっている。法制化も間近であるが、LED発光ダイオードもこれから全ての照明はLEDに変わっていく、日本でも中小問わず参画されている会社は山ほどある。しかし、近隣国ではその数十倍もの企業が湧くように増え続けている現実。利益どころか、太刀打ちできない。時代対応をしない限り、乗り切れない事に成っている日本。今後どうしていくのか、政府も真剣に考えるべきだと、苛立ちを感じながら思う。そんな競争より、日本国内でしかできない事や地域でしか難しい事をもう一度原点に返り、考える時だと思う。日本人らしさ、思いやり、助け合い、勤勉、これがベースではないだろうか。倫理観が失われた資本主義は、世の中に害毒をまき散らすだけである。日本は戦後、著しい発展をしてきた、類を見ない天皇制を重んじ、心が軸に成っていたからこその偉業であると思う。その事を否定する残念な人もいるが、敗戦時の昭和天皇の思い、次の言葉からも良くわかる。「国がらを ただ守らんと いばら道 進みゆくとも いくさとめけり」歴史を背負われた天皇の思いがありありとわかる。広島平和公園の原爆資料館の横にある「被爆木、アオギリ」爆心から1.3Km離れたところで被爆しており、裂けた後も痛々しいが、大きなメッセージを発信し続けている。「戦争はやってはいけない。諦めてはいけない。」聞こえて来るようだ。
殺伐混沌とした時代ではあるが、日本人として誇りを持ち凛とした行動をとっていきたいものである。