2010年2月8日月曜日

忍終不悔(にんじゅうふげ)

今日の大朝は曇り、肌寒い。昨日は青天の良い日であった。しかし、何年ぶりかの体調不良で地域行事も欠席させて頂き休息させていただいた。体は正直なものである。今朝は万全ではないが確実に回復している。常々感じている事であるが経営だけではなく、全てそうだし、自分自身の事でもよくわかる。それは、何事も「結果」を臨むが実はプロセスが重要で、どれだけ本気で準備をするかで大きく変わるということである。ある名監督が「勝つ意欲」は大して重要ではない。そんなものは誰もが持ち合わせている。重要な事は、「勝つために準備する意欲」である。誰よりも厳しい猛練習に耐える意欲が求められるということだ。と言っておられる。仏典の「無量寿経」に出てくる言葉で「忍終不悔」(にんじゅうふげ)という言葉がある。仏教の修行者は悟りを開くために毎日厳しい修行をする。覚悟はしているものの生身の人間、時には気がくじけそうななる事が有る。そんな時、もう一度初心に帰って気持ちを奮い立たすために忍終不悔を思い出すとのことである。修行の目的は悟る事であるが、その為には、毎日の修行の瞬間瞬間に心が目覚めていなければ、その大切な一瞬を見失う。惰性で修行することなどできないのだ。1日と言えども無為に過ごす事は出来ないのである。言葉は難しいが・・納得。私も常々そう思っている。「積小為大」、日々の真剣な小さな積み重ねが立派な結果につながる。・・実践あるのみ。


追記
忍終不悔(にんじゅうふげ)、とても良い言葉に巡り合いました。しかし、日本語は実に奥深い意味を持っている。だらだらと説明するよりはもう少し国語の勉強をしないといけないとつくづく感じる。