2010年2月18日木曜日

破壊の後には建設

今日の大朝は小雪、朝は3センチ位積雪が有ったが今は消えている。しかし、寒い一日である。最近、頻繁に東京へ出張する事がある。建物も人も全て地方都市とは大きな違いが有ることは事実であるが、ふと気が付いた事がある。「東京のタクシーは新車が多い。」ご存知のように、地方のタクシーはまだこの車は動いているのかと、感心するくらい古い車が多い。東京でタクシーを利用することは殆どないが、改めて見てみると確かに地方より新しい車が多い。この点も地方との格差の表れである。さて、ここまで世の中が荒んで来ているにもかかわらず、TVで昨日も流れていたが党首討論の内容を聞くと「党幹部のお金の話だけである。」そんな事をやっている場合ではないだろう。とあの方たちに訴えたい。改革は必要、改革→破壊。次は建設の論議をしないといけない。今こそその時ではないだろうか。政治家の金の問題なんかも、リーダーがその身を正しくして、然る後に収まると言います。まずは、為政者の姿勢を正さなければならないのではないでしょうか。先日、論語に精通された方のお話で「人生には行き詰まりは無い、常に変化して止まないと言う事です。その中で私たちは生活をしている。大切なことは、その変化を拒否するのではなく、春は春らしく、夏が来れば夏らしく、冬が来れば相応にするような生き方をして行くというのが人生です。」と言われた。
孔子も文件によれば生涯随分苦労されているようであるが、それを素直に受入れ、望みを捨てずに生き続けられています。その話を聞き、すぐに自らの境地に入り、自問自答してみたが、その通りである事に納得する。もう一つ、付け加えて古典に「一陰一陽、之を道と言う」と言う言葉がある。陰陽はお互い相反し、対立しながら助け合う。交じり合いながら成長発展をして行く原理を学んでいたからこそ、日本も戦後の復興もあるし今日が有るのでは無いかと思う。
「人生に行き詰まりは無い、常に変化してやまない」あたりまえなことであるが説得力のある言葉である。自然体の生き方こそ、重要な事と言う事であろう。