2010年5月20日木曜日

まほろばとは。

今日の大朝は晴れ。雨上がりの朝だ。先日、新幹線で出張していると、内部の情報モニターで奈良の遷都記念の案内が流れていた。「まほろばの里」・・まほろば、何と良い響きだろうと心地よく心に入ってきた。「大和」にかかる枕詞で、「美しいところ、素晴らしいところ」と言う意味だ。ふと、その環境を作り出すのは人間なのだから、人間の心が「まほろば」でないと実現しない話ではないかと思った。何か、先入観で地域の代名詞のように感じていたが、やはり人間次第だと痛感した。その事から考えてみると、政治が悪い、相手が悪いと非難しても、変化することはない。これもまた、自分次第なのかとも考える。難題、課題を抱え帰宅すると、孫の靴が玄関の片隅にあった。一瞬にして、心の霧が晴れたようになる。・・やはり、自分次第だなと。と一人で苦笑いする。
曹洞宗管長を務められた板橋興宗禅師が「人間は動物である事を忘れてしまってはダメ」と言われている・・奥の深い言葉であると思う。そうなんですよね。