2010年12月15日水曜日

天地自然の法則

今日の大朝は曇り、冬型の天気になっている。予報では雪と出ている。師走も折り返しを迎える時期になっている。世の中も益々迷走を極めている。仕方ない事であるが迷走の政局も実に刹那的な判断でセパレートな制度を決めているが、私が言うことでもないが今後の危機感が募るばかりである。同時に時は確実に刻んでいくが、国民はそんな中、本末転倒し行き先を見失いつつあるのが現状ではないかと思う。「大げさ」と言われるかもしれないが、多くの方々は理解できると思う。先日、「闘戦経」という本と出会った。「本と出会った」言葉はおかしいが私は人と同じ縁で有ると思っている。今から千年前の平安期の日本最古の兵書である。目を通すにつれ、目は冴えてくるし、鳥肌が立ってきた。難しい本であるし、兵書として、戦法は書いてあるが戦術は列記してない。当たり前に読めば、ちんぷんかんぷんか、昔の時代の話で終わるが、現実の社会や、会社経営にあてはめると全く新鮮そのものである。面白いのは兵法でも「眼はよく見えて便利だが、三つはいらない。指はよく仕事をするが六つはいらない。これと同じ理屈で、戦いに勝つのもほどほどにするのが奥義」とある。正に何事にも当てはまる。そのほか「天地 自然の循環、有り様を基本原則に考えること」等その他「総合力」「人を重視する事」「諦めてはいけない」等など・・。私は知識も経験も浅いが、小さな会社経営で日々社員に語りかけていた内容ばかりである。この「闘戦経」という本との出会いも恐らく一分一秒狂いなしに出会ったことを考えると、宝として生かさなくてはいけないと思い。深夜、突如パソコンの前に立ち、会社の「社心」(従業員の背骨として)10カ条に纏めた。2011年1月1日制定で会社の社心として社員として人間として「幸せな生活を送るため」の指針として生かしていきたいと思う。

追記
写真は安来市の造り酒屋の木組みである。その所々で生活の知恵を活かして工夫してある。