2010年12月10日金曜日

百年に一度のチャンス

今日の大朝は穏やかな朝だ。昨日は初雪が降り寒い日であった。路肩には残雪はあるが道路の積雪はない。昨日は久しぶりに会社にいることができた。お客様との話の中で、混迷の世の中ではあるが考え方次第で「百年に一度のチャンス」と頑張っている人の話を伺った。私も同感である。振り返って見れば、普通では会えない人にも会えているし、行けない会社にも訪問している。このことだけでも大きなチャンスである。先日、山口の300人の町にある造り酒屋「旭酒造」を訪問する機会があった。「獺祭」(だっさい)で有名な酒蔵である。桜井社長に蔵を案内いただき、お話も伺った。正にピンチがチャンスを生んだお話であった。この小さな町の酒蔵が、日本でまた世界で堂々と君臨して、味われている。素晴らしいの一言である。社長の言葉に精神論はない、美味しい酒、買っていただける酒、を技術を積み上げて結果を出したお酒である。「純米で大吟醸しか造りません。」きっぱりと桜井社長の口から発せられた。
何とニューヨークでも獺祭は大フィーバーだとか。業界こそ違うが、経営という面からは共通点がある。
「百年に一度のチャンス」決して、棚から牡丹餅ではなく、日々の努力の積み重ね、課題の解決、その積み重ねあってのチャンスであることがよくわかった気がした。「努力と継続」この言葉の重みを感じた。
先月末、今年も年末ジャンボの売出日に丁度東京へ出張していた。新橋から歩いて東京駅へ行く途中の西銀座のチャンスセンター、一番窓口は2時間半待ちの大行列ができていた。異様な光景の為、思わずパチリ。一髪千鈞を願うことも良いかもしれないが、私は「積小為大」の方を選びたい。いずれにしてもこのチャンスは確実に得たいものである。
一髪千鈞
ひとすじの髪の毛で千鈞の重さのものを引っ張ること。非常に危険なことをするたとえ。