2010年3月25日木曜日

休校を惜しむ会

今日も大朝は雨だ。平成22年3月24日は大きな起点の日になった。母校の小学校が少子化の問題で休校と決定し、休校式が行われた。昨日は9時30分から最後の卒業式、10時30分から休校式、11時30分からは地元主催で「休校を惜しむ会」が行われ、総勢200名が集まり、惜しみながら思い出にふけった。
136年の歴史に幕を閉じ、1380余名の卒業生がこの学び舎から巣立っていった。集まった卒業生は、10代から80代、時代背景は違うがそれぞれ、「感謝」の気持ちで参加頂いていたように思う。みんな寂しさは隠せないが、この団結心はこれからのスタートとして心強く感じた。感謝・・・とても重要でまた必要なものである。この気持ちが持てさえすれば、助け合いの精神が持て、強調できる。大塚地域は小さな地域ではあるが、実に団結があるところである。昨日もそれぞれ3つの式が連続で行われたが、それぞれの担当者が確実に連携をとり、実にスムーズに運営することができた。素晴らしいことだと思う。協調力の賜物である。世の中には、自らの言いたいことだけ言い続ける人もいるが、この事からしても1人で出来ることは限られているし、一人だけで生きていくことはできないということがよくわかる。
先日、聖徳太子の十七条憲法を浅読する機会があった。深い意味は分からないが、実に現代に欠けている崇高な文言が目に付いた。「自分が聖人で相手がおろかということはない。・・・」「相手が憤っていたら、自分が間違えでないかと恐れなさい。・・・」「人それぞれ価値観が違う。相手が良いと思っても、自分は良くないこともあるし、またその反対もある。…」等など、「協心協力の精神」とでも言うのでしょうか、現代に大きく欠けていることが強調して書いてあった。デザインには流行はあるが、精神だけは不動のものでなくてはならないのではないかと思う。先人に学ぶ必要性を更に深めた。