2008年1月9日水曜日

六中観

大朝は今朝も快晴、残雪はあるが日中も気温が上がりいい天気だ。年末に机の整理をしていたら15年前のノートが出てきた。そこに安岡正篤の「六中観」を記していた。随分先生の本も読んだなと懐かしく思い出した。「死中有活、苦中有楽、忙中有閑、壺中有天、意中有人、腹中有書」
死中有活:本当に行き詰らなくては道は開けない。死んだ気になって頑張れば開けない道はない。
苦中有楽:苦楽は対称なもの苦の中に楽があり、楽の中に苦が有る。角度を変えてみる余裕が必要。
忙中有閑:閑が出来たら勉強しようと考えていたら一生できない。閑は忙中にあってこそ閑である。
壺中有天:俗世間で生活していても自分だけの世界、すなわち別世界を持ちそれを深めよ。
意中有人:常に心の中に尊敬できる人、何かあれば推薦できる人があり、それら心友との交流を大切に
腹中有書:腹の中に書、信念、哲学があり、座右の銘、愛読書を持っていること。
まさに今必要な事柄ばかりである。このノートが出てきたということは偶然に出てきたのではなく必然として受け止め、今年の自らの指針として実践していきたい。