2008年10月15日水曜日

バランス

今朝の大朝は濃い霧が出ていた。気温9度、いよいよ秋本番、現在は快晴である。今朝5時過ぎにメールが入ってきた。法曹界で活躍されている先生だ。追伸で「人間の様々な「欲」を直視して人類が築き上げてきた社会経済体系が資本主義だと思いますが、やっぱり「欲」だけではうまくバランスが取れないものだと実感するこの頃です。かといって、「理性」を強調して共産主義に至るのも、またよろしくないということも経験則上明らかです。かといって、ほかに何があるんでしょうか・・・。」
私も小さな会社経営をしている関係で多くの問題も起きるし、また解決していかないと生きていけない責務がある。ついつい、原点を考えてしまう。最近「人間力」と言う言葉がよく飛び交うがまさにそのとおりだと思う。その「力」の根源は人徳・教養・行動力と深いものが有ると考える。そのバランスが取れて初めて「人間力」が生まれてくるのではないかと自分なりに解釈している。しかし、現実は難しい、「我を張りとおす人」「我を出さない人」これは明確に分かるが二通りを足して二で割った人の少ないことに気がつく。・・・、結局は自分がしたいようにしているだけである。性質が悪いのは「我を張りとおす人」である。よく見ていると、赤ちゃんが駄々をこねている状態で気が済むまで我を張りとおす。年齢が増すとまったく厄介である。裸の王様になっていることすら気が付いていない。気の毒なことである。「助け合い」「協力し合う」必要性、この事に気がつけば自然とバランス感覚は身につくものだと思う。今の社会情勢や国政等個人の手に届くものではない、だから知らないではなく、気がついた人が小さな単位で動くことの必要性を痛感する。
今朝の先生のみならず友人の医師もいつもメール等が入るのは深夜である。色々な事が身の回りだけでも沢山あるが、反対に世界の為、世の為と必死で努力されている方も数限りなくいるということも事実である。新しい社会の夜明けを目指して日々精進して行きたいものである。