2008年10月27日月曜日

中国情報(上海・蘇州・無錫)

上海環球金融中心(現時点で世界一高いビル)
今日の大朝は気温13度、肌寒い。先週末、北広島町商工会工業部会で中国の企業訪問を行った。
元会員が中国の会社の総経理で行かれた関係で今回の訪問となった。まず、上海ではひろしま産業振興機構、上海事務所に寄り、千葉所長様から上海を中心とした経済情報の説明を受けた。広島銀行の片島上海事務所長も同席をいただき、とても貴重なお話を伺った。全世界このような状況で現地で生活され仕事をされている日本人として上海は景気が良いのですか?と質問をしたら「良いところもあるがそうで無いところもある、しかし、不景気感は感じない。」これが両所長の結論でした。先日の国慶節頃オープンしたばかりの「上海環球金融中心」、世界一の高さを誇る。随所での建設ラッシュ。肌で不景気感など感じる要素は全くなかった。翌日は上海から無錫まで新幹線で行った。考え事をしていると、日本と錯覚するようであった。やはり中国でも新幹線は快適な乗り物である。その後、無錫、蘇州と企業訪問をしたが、特に車関係の会社は大きな減産で全く日本の中の中小企業と同じ状況であった。カルチャーが違うだけに良い面もあれば苦労も大きいところがある。トンボ帰りに近い研修で有ったが私が感じた事は確かに中国を無視した経済は今後考えられない事はうなずける。しかし、以前とは「何か違う」この事が上海に着いた時から感じられるものが有った。それは、「信用・信頼」この言葉に集約されているように感じた。餃子問題を引き金に「不信感」が根底にある。聞いてみると、観光面でもかなりの影響が有るみたいだ。今回の短期間の中国でスケールの違い、パワーも改めて体感したが、それ以上に「大切なもの」この事を真剣に考えさせていただいた旅であった。