2008年10月30日木曜日

大人(たいじん)の学

今朝の大朝は気温8度、晴れ。10月に入り、青天の霹靂、世界金融の暴落、円高等など経済を取り巻く環境は一転してしまった。会社を取り巻く環境もタイミングが良すぎる程正確に影響し始めてきた。
しかしここまで来ると1企業の企業努力などと言った次元の話でない。状況を見定め、適時を判断するしかない。正に「臥薪嘗胆」。中国の古典「大学」の中に(大人の学)と言う一節が有る。大人とは「日々自分の身を修め、更に世のため人のために尽くしてやまないような人物を言う。昔は「家大人」(かだいじん)と言えば父親の事を言っていたらしい。夫婦共稼ぎなどない時代、家族の生活の為に子供の為にと一生懸命働いた。こういう事もあり「家大人」と言っていた。会社では会社と運命共同体であると考えている人は「会社大人」です。とかく給与さえ貰えばそれでいい。金の切れ目は縁の切れ目と考えている人も多い世の中である。考え方は人それぞれ自由で有るが、大学の「大人の学」では人間は良い時には放っておいても良い。大切なのは、悪くなった時にどういう心構えで貫いていくか。そこが重要であることを言っている。会社と一体であると感じる人が会社の大人である。考えてみると、年を重ねるということは、「会社大人」のお陰である事がよく分かる。