2009年3月6日金曜日

辛い別れ

今朝の大朝は雨。会社は本日も一時帰休、今週は2日しか稼働してない。期末でこんな状態。何とも言い難い。朝一番のメールで嬉しい知らせが来た。この数か月、弊社で生産させていただいた某社3D携帯向けの液晶パネルが生産終了し、メーカーの方が東京本社へ来られ「まさに奇跡の立ち上げ」と感謝の意を告げられたと言う内容のメールが配信された。最近、良い話題がない中、一瞬ではあるが光が差した思いがした。何より、生産に携わった社員の努力の賜である。さて、インドネシアの研修生も10年間で延べ100人位になる。10年たっても連絡を取り合っている人もいれば、帰国したまま連絡なし、と色々いる。昨晩も7人とのお別れ会をささやかではあるが我が家で行った。何分このような景況の中で今までの研修生とは違い、初期目的、志も達成できずの帰国である。経営者としては心が痛むところである。しかし、彼らは努力をしているのだと思うが、いやな顔一つするのではなく毅然にふるまってくれる。本当に素晴らしいと感心するのみである。先進国を誇示する我が国は「物の扱いも心の扱い」もぐちゃぐちゃになり、お金、資本のみが最優先になっているが、研修生の彼らを見ていると「本当に大切なものは何か」
考えさせられる。7人の澄んだ目がまだ脳裏に残っている。私にとっては彼らの目的を達成させてやれなかったと言う、とても辛い別れになった。