2009年5月22日金曜日

先憂後楽(せんゆうこうらく)

今朝の大朝は曇り、今週は会議や打ち合わせでバタバタとしている。ブログの更新がないので「どうかしたのか」と心配して連絡が有った。19日は上京し、国分寺、小平市、神田と飛び回った。豚インフルエンザの予防でマスクをつけ移動したが息苦しいのなんの。驚いたことは以外にマスクを着用している人が少ない。飛行機機内は30%程度、山手線以外になると10%程度で有った。都内の薬局数店に入ってマスクを買おうとしたが無いのも事実である。外国人観光客にも沢山出会ったが全くマスクなどしていない。空港では各地から修学旅行団が何組も来ていた。全員マスクをして、気の毒のようであるが楽しそうに振舞っていた。学校によれば中止するところもあろう。どちらが良いのか決断の難しさが有るだろう。
高校生も沢山海外に出入りしていることに驚いた。校長先生の判断は並大抵のものではないだろうと推察する。「教育者としての気持ち、組織のトップとしての判断」実に英断になるだろう。今回も不幸な事に渡米の高校生が感染した報道が流れていた。他事ではあるが、心が痛み複雑な気持ちになった。
しかし、校長先生はトップとして判断されたのであるから私はその判断を尊重したい。
組織のリーダーは、いついかなる事態になっても、常に万全の対策を用意し、いやがうえにも慎重な態度で舵取りに当たる事が求められる。そのことが分かるだけに尊重したい。
「先憂後楽」心配ごとは一般の人よりも先に心配し、楽しみごとは一般の人より遅れて楽しむというもので、上に立つ者の心構えを語った言葉であるが、今の世の中すべてにその実践が求められる時に来ているような気がする。国全体の免疫力を強化し、不況もインフルエンザも克服したいものである。

東京は不夜城、至る所で物も人も湧き出ているパワーを感じる。羽田空港も国際線ビルの建設が急ピッチで進められていた。地方ではそのような光景の想像すらわかない。・・・思わずモノレールの車内から「パチリ」