2009年8月20日木曜日

内側にあり

今日の大朝は晴れ。少しうす雲がかかっている。今日も暑くなりそうだ。「変動する世界」この言葉は常に使用されてきたがこの100年に1度とも言われる大不況。変化のスケールが違う事に驚く。目先の変化は我々にも気付きやすいが大きな変化は想定不可能である。弊社を取り巻く環境もとても不気味である。高校の同窓会後、メールや手紙、来社と同級生とやり取りが有る。長い年月でそれぞれ多くの経験と歳を積み、進む方向には大きな差が有るが、同窓と言うのは本当に良いものだとつくづく感じる。
さて、私の部屋がこんなに明るかったか?とふと感じ、周りを見てみると玄関の庭木の剪定がしてあった。今週の月曜日に剪定して頂いた。何故こんな事に関心が有るかと言うと、私の部屋は試験的にLEDの蛍光管タイプにしている。消費電力は確かに少ないがとにかく暗い。・・・・(その関係で明るさに敏感。)また私流のこじつけだが、「庭木を剪定してこれだけ部屋が明るくなる」こんな事は身の回りにも沢山あるだろうと考えてしまう。整理整頓すれば部屋が広くなる。窓ガラスを磨くだけでも部屋が明るくなる。・・・等など。私達の習慣では無意識のうちに「暗ければ・・電気をつける。部屋が狭ければ・・増築する。」と言ったように問題解決をする。新たの物を増やすといった外面的な発想から内面的な手を加えたりして行う発想こそこれからの新しい時代に必要ではないかと思う。弊社も「経費節減」は必須であるが、社員に繰り返し言っているのはとにかく「物を大切に使用する。」これが一番の節約だと言っている。こんな話をしていると又、師と仰いでいる石川洋先生の言葉が浮かんでくる。「根を養わず、地を耕さず、花のみを求めてはいないか。」心しておきたい。

追記・・・昨日も始めてこられたお客様が私のブログを見られたらしく、古典に精通ですね。と言う話から会話が始まった。同じように台湾の友人も古典を使ってもらうので非常に理解できる。ところで誰の思想が好きですか。と質問が有った。私が古典が好きになったのは20年以上前に交誼頂いている、地元の歯科医師から「貞観政要」(中国の帝王学)の本を頂いたのがきっかけでその後、大学、菜根譚、論語等などと読み始めました。会社経営や日常に全て密接しており、「活学」そのもの、何千年前も今も時代は関係なくまさに基本書として読んでいるだけで、決して「古典」に精通でもなく、また、誰の考えが好きと言う事もありません。「自らの考えを整理整頓」しているだけです。