2009年12月26日土曜日

大塚小学校惜しまれながら休校

今日の大朝は曇り、冬型の気候になっているのか昨日までとは気温が低い。12月23日中国新聞の朝刊へ「大塚小学校休校」の記事が大きく載った。母校でもあり、地元の要の役割をし続けている学校である。惜しむ気持は地域民の共通するところである。しかし、児童数激減と学校選別制度を採用している関係でやむを得ず、惜しまれながら統合になる。児童を持つ保護者の意見は尊重していかなければならない。12年前、議会決議までされていた統廃合が地域住民一丸となり阻止し、存続になった時とは余りにも条件が違う。複複式学級になると教育への限界も見えてくる。仕方ないが正しい選択だと思う。
丁度、あくる日の24日、一冊の本が届いた。三次の黒田明憲先生からだ。余りにもタイミングがよく、また私の得意の言葉で言うと「必然」を感じた。実は先生との出会いは、12年前PTA会長、地域おこしグループの代表の時に「野の教育塾」に参加させていただいたことがある。塾頭であった黒田先生には多くのことを学ばせて頂き、大きな応援団長でもあった。その当時の私たちの学校存続の闘い、強い思いを先生は「現代の民話」として語り続けなさい。「学校跡地」の石碑はどこにでもあるが、「学校を残した」と言う石碑はどこにもない。石に刻み、親から子へ、子から孫へと語り継ぎ、学校を存続させた大塚民衆の貴重な歴史を残したいものだ。と言葉を頂いたことを今でも忘れない。ジャストインタイム、必然性を感じざるを得ない。とうとう休校になってしまったがこの12年は実に充実していたと確信する。また今回の判断も尊重する。これからをどうするかを今度は12年前の情熱を蘇らせ、大塚民衆が一丸となり考えて行かなければならない。
追記
黒田先生、本を恵贈頂きありがとうございました。直筆頂いている「一期一会」まさに先生との出会いそのものです。

正月休みに熟読したいと思うが、斜め読みしただけで先生の優しさ、教育者として身体を張っての実践、「人の心に火をつける」先生がうかがえます。現役の先生方、必読書です。お薦めします。