2009年10月28日水曜日

人道を尽くして天道に任(まか)すべし。

今朝の大朝は晴れ。今日は全国的に晴れ。テレビの天気予報が言っていた。最近珍しく霧が出ている。
晩秋になり、会社構内の桜の葉が毎日毎日降り積もる。暑い時期の草刈りもそうであるが「自然と人間」との葛藤である。しかし、考えてみるとこの葛藤がなかったらどうなるだろうか。実に絶妙な関係で有ることに気が付く。自然に任せ、落葉又草が生え放題になるとやがて野になり山になる。先人の二宮尊徳は自然に学び多くの事を後世に残されている。田の畦に穀物を植え、無駄のない農地利用をした事も有名な話である。また、野菜を食べて今年は冷夏になる事を察する鋭い感覚を持ちながら自然と共生する(生きる)事を伝えて来られている。その、尊徳翁が「人道を尽くして天道に任すべし。」と言う言葉を言われている。私はすぐ、仕事に結び付けてしまうのであるが自然との共生は言うまでもないが、やはりまず「人間」、しかし努力をしなくてはいけない。この事を述べられているのではないだろうか。(人が主役)
現在は見た目は変化無い日々であるが、余りにも多くの事が変わりすぎ、また変わりゆく中、一番の人間が「やる気をなくし」、システムや自然に流されているような気がしてならない。「人道を尽して天道に任すべし」各人の受け止め方は違うかもしれないが、今一番大切な事ではないかと思う。