2009年6月20日土曜日

お先へどうぞ

今朝の大朝は晴れ、今週も全く雨が降らない。会話の中に「水不足」の話題が出始めている。本日は会社は休み。年間360日稼働していた弊社も様変わりし閑散としている。今週も出張や来客が多く全く仕事が手につかず、今日は一人整理をしている。2日前、市内でエレベーターに乗ろうとした時、年配の女性の方が「お先へどうぞ」と声をかけられた。「すみません。」と恐縮しながら先に乗った。「やばいな、レディーファーストでこちらが言わなきゃいけないセリフだ。」と瞬間頭をよぎったが、それ以上に実に「良い言葉だな」と思い、又いい気分になった。優しく美しい日本語である。他人の事などそっちのけ、自分さえよければ・・我先我先の世の中、大不況といえども餓死した人等いなく、反対に生活習慣病の方が多く、結局、物は一杯有り余りながら、殺伐として満たされない心の涸れきった世の中になっている。
「お先へどうぞ・・」という、潤いのある美しい日本語が飛び交うようになれば、おそらく世の中も変化するのではないだろうか。「思いやり」大切な事だと思う。