2009年4月21日火曜日

BRICs

今朝の大朝は小雨。日々のニュース(経済)を見ていると身近の景気回復期待や企業業績の話題が中心であるが、グローバル社会とは言え日本の報道は完全アメリカ中心である。報道協定もあるのだと推測する。しかし、BRICsと呼ばれる国々の動向は今後、主役交代をも感じさせる勢いが有る。BRICsとは「Bブラジル、Rロシア、Iインド、C中国」である。ブラジルは既に世界第一の牛肉の輸出国になっている。資源も豊富。ロシアもご存じのようにふんだんな資源、天然ガス、原油、銅等、豊富。インドは資源こそ乏しいが、人口がどんどん増えている、ITを中心に全世界で活躍している「印橋」と呼ばれている人が多額の外貨を送金している。中国は言うまでもなく、昨日もモーターショーで日本メーカーも中国市場の魅力を明確にした。この4カ国の共通している事は「政治が安定している。外貨導入が大きい。購買力が旺盛」である。日本は現在世界第二位の経済大国と誇示しているが2011年には中国に逆転。2025年にはインド、ロシアにと統計的には抜かれて行く。静かに、不気味に大きなものが変わっていることがよく分かる。しかしながらロシアと中国は共通の問題もある。中国は一人っ子政策、ロシアは男性の平均寿命が58歳、今後時間が経過するに従いマイナス要因になるとされている。
栄枯盛衰は世の常であるが、「人がいないと栄えない」この言葉に尽きるのではないだろうか。
旺盛な購買力、消費力が必要と言う事になるが、歴史が物語っているように、自然現象として
生活に余裕ができれば、贅沢になり、わがままになり、個の世界になり、金だけ信用するようになり、最後は金で滅びる。主役交代は必ずやってくると言う事である。
まだ、我々日本国民は「BRICs」と言われてもピンとこないが、確実に変化していることは事実である。